2022年2月25日、天竜区は二俣町に食を通じて有機的に繋がっていくコミュニティスペースとして、森のマルシェきころが開店しました。
ここに集められているのは地元天竜・北遠のものだけではなく、古来より北遠を通っていた「塩の道」に由来したコーナーがあったり、全国各地の美味いものが厳選して置かれていたりと、楽しめる場所。食だけではなく、地域の人々が寛ぐ場であったり、イベントスペースとしてなど様々な繋がり合うコミュニティスペースとしてスタートした「きころ」の詳細をレポートします!
森のマルシェきころのアクセス、営業時間、駐車場
住所 | 浜松市天竜区二俣町二俣1266-1 |
電話番号 | 053-925-6161 |
営業時間 | 10:00〜18:30 |
定休日 | 毎週水曜日、第2火曜日 ※時折研修などで店休日ある為、遠方から来店する場合はHPを要チェック! |
駐車場 | あり(約30台) |
決済方法 | 現金、クレジットカード他 |
公式ホームページ | https://kicoro-morinomarche.jp/ |
公式SNS | Instagram、LINE |
備考 | イートインスペース有り(現在は利用不可)、キッズスペース有り、コミュニティスペース有り |
天竜、北遠地域の美味しいものが集まる「森のマルシェきころ」
浜松の中心部から凡そ車で30分。二俣大橋の交差点の直ぐ側、ノスタルジックな街並みが香る天竜二俣の商店街の中に「森のマルシェきころ」があります。
駐車場は商店側の通りではなく、国道362号線沿いあり、広くて停めやすいスペースがありました!
「きころ」に込められた意味は「木の心」「喜の心」「生の心」「着の心」「希の心」だそうです。
天竜という土地で、食だけでなく人々との繋がり合いをつくる地域のコミュニティ形成を担う施設として「きころ」は誕生しました。
実は以前取材した「幸処ミツワキ」が、「きころ」の前身です!
集まる食材は全国から!
お取り寄せで有名な「トミーズのあん食」が週末を中心に大量入荷していたり…
『カンブリア宮殿』や『所さんお届けモノです!」に登場したニシキヤさんのレトルトカレーも!
前回のミツワキでも大人気だったあの牛乳寒天もありました!大量!
…でもお待たせしましたということは、ない日もあるんですね。めぐり合わせ。運が試される!
天竜や北遠の話題の商品が置かれているコーナーもあります。
さあ探してください!今、熱い水窪の一品!きころで手に入る!かもしれません!
かもしれないというのは、入ったら一瞬で売り切れになってしまうという…。
天竜二俣は意外にも洋菓子の激戦区で、むらせやさんやミココリエさん、光月堂さんなど、様々な洋菓子もショーケースに並んでいました。
もちろん天竜と言ったらお茶。
北遠地域の誇るお茶が所狭しと並んでいます。
北遠・春野町で蒸留された山香のエッセンシャルオイルも販売されていました。
まさに北遠を凝縮した場!ぜひここでお気に入りの北遠を見付けてください。
そしてなんということでしょう。私は「きころ」のもう一つのコンセプト「塩」というワードを聞いたのに、写真を撮り忘れてしまいました!
信州は塩尻から続く塩の道。水窪、秋葉神社、春野を通り、森町へ抜け、御前崎へと至る古道です。長い歴史が眠るこの地方の名産が集まっています。塩だけでなく、北遠とはなんぞやという場を感じてもらえるコーナーになっていました。入って左奥の方です!皆さんぜひ見に行ってください。
他にも天竜・北遠〜掛川までの地元のお野菜や春野で生まれた春野コーポレーションの豚肉も!
というか、お肉はほぼ春野ポーク!臭みがなく、上品な脂の乗った美味い豚です!
インストアで作られる新鮮なお刺身やお惣菜は購入必須!
魚屋とし!
以前取材した天竜区役所近くの仮店舗から、ここきころの仲間として入っていました!
外から中の捌いている様子が見えます。大物を捌いている時のとしさんは真剣な顔!
旬の魚がドンッ!お魚の目利きも健在です!
いけすもありました!
おさかながいたよ!
続々出来ていた、魚屋さんのお寿司。相変わらず美味しそう!
ここのお刺身はホント美味しい。何が違うんだろうと思うけど、全然違う。美味しい!
「山とごはんと」ではボリューミィなお惣菜が次々と出来ていました。
この彩りのきれいなカレー!
「おかんかよ…」と涙ぐみたくなるようなどでかおにぎり。
「おしゃれかよ…!」と叫びたくなるロコモコは写真を撮るのをうっかり忘れそうになるくらい目で見ても美味しそうでやゔぁかったです!
店主の池田さん曰く。
きころの主戦力は「鮮魚とお惣菜!」と力強く言われていました。足を運ぶ価値のある美味いもんありました(近隣住民であるこれを書いている私は、すでに何回と足を運んでおります!)
ちなみに店内は、至る所に木が使われており、温かみのある内装。さすが木材の街天竜です。
地元の人の生活の拠点として、天竜を発信していく場として、多くの人に愛され集う場になっていってくれたらいいなと願っています!
コミュニティスペースとしての「森のマルシェきころ」
地域活性のコミュニティ施設、と、何度となく書きましたが、ゆっくり説明させて下さい。
「きころ」の前身には、ミツワキよりも更に前があります。
ファミリータウンイケダヤ。天竜で育った天竜っ子達は一度は訪れたことがある昭和48年から続くショッピングセンターでした。
2021年1月、その歴史に幕を下ろし、更地になったのは、天竜区民のである著者としては心寂しい思い出です。
そのイケダヤさんにはこんな長ーーーい滑り台がありました。
イケダヤさんには、滑り台の他にもちょっと座れる場所があって、近所のジジババが座っておしゃべりする憩いの場としての機能も備えていました。
その滑り台があった!
小さくなってそのままあった!
きっと天竜に育った人以外にはなんやねんそれ状態だと思うんですが、50年子どもたちが滑った滑り台が残されているんだぞーーーということ声を大にして伝えたい!50年前の天竜っ子と、今の天竜っ子を繋ぐ滑り台。
きころの周りに敷き詰められたペンタゴンの敷石も50年のイケダヤさんから、今の「きころ」への贈り物。
色々な所に使ってあります。
店舗の外にはベンチなどがあり、昔のイケダヤさんのように少しおしゃべりしていく場があり、早くも天竜二俣の憩いの場になっています。
キッチンカーがやってきたり、ミニコンサートがあったり、天竜太鼓が演舞したりと楽しい週末のイベントも盛り沢山!
ちなみに次のキッチンカーが来るのは、4月16日17日!イベント情報は公式ホームページやInstagramで発信されています。見逃せませんね!
店舗2階にはキッズスペースやフリースペースも。
小さな子供でも寛げるスペースがあるのありがたい!
ギャラリーとして使うことができるフリースペースは、作品の展示等で、どしどし天竜を発信する場として利用してほしいとのこと!
まだ詳細は決まっていないということなので、場を探している、使いたいなと思っている方は、ぜひ問い合わせて、相談して見てください。一緒に天竜を盛り上げてくれる人が増えるのは、私も嬉しい!
まとめ
天竜二俣に出来た森のマルシェきころは、天竜・北遠に食を通じて人と人が織りなすコミュニティ施設としてオープンしました。天竜・北遠の食材だけでなく、全国から寄りすぐりのものが集められ、地元の人だけでなく、遠くからも一度は訪れてみたい天竜の玄関としての施設です。
天竜二俣に古くから続いてきたショッピングセンターが形態を変え、また末永く愛されていく場となっていくことでしょう。