天竜二俣のクローバー通り商店街にジェラートのお店「包商店」がオープンしました。
一年半をかけて築百年にもなろうかという古民家をセルフリノベーションし、光に満ちた居心地のよい空間。
扱うジェラートはその殆どを規格外野菜を素材として使ったものです。
包商店のアクセス、営業時間、駐車場
住所 | 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1272 |
電話番号 | 現在取得中とのこと |
営業時間 | 12:00〜18:00頃 現在変則的にオープンされているそうです |
定休日 | 月〜木 今後変わることもある予定 |
駐車場 | 二俣小学校前にある共同駐車場(GoogleMap)を利用のこと |
駐車場
わかりにくかったので、駐車場の場所を補足しておきますね!
「包商店」からは歩いて5分と掛からない場所にあります。距離にして300m弱。
信号を超え、カーブを曲がると右手に小学校が見え、左手に駐車場があります。
二俣を歩く際に使うことが出来る駐車場です。
ここを拠点に、ぜひクローバー通りだけでなく、二俣城址や本田宗一郎ものづくり伝承館等にも足を伸ばして見て下さい!
サスティナブルなストーリーがあるこだわりジェラートの「包商店」
天竜二俣のクローバー通り商店街に、何か誰かがやっているぞと著者が横目で見たのが今年の春が始まろうというとき。
それまでシャッターが降りていた古いお店の窓が抜かれ、壁が壊され、一体何が始まろうというのだろうと、ワクワクしながらチラリチラリと通りすぎました。
そして2021年6月! 古い商店の面影を残しつつ、ノスタルジックな外観の「包商店」がオープン!
こだわりの材料で作られたジェラート屋さんです。
気になるのは、アイスの名前。
「間引き人参」「ほおずきミルク」…
間引き野菜って、本来流通には乗らないものです。パンの耳も捨てるもの。
包商店のジェラートは「青果ミコト屋」という八百屋さんが作るものなのです。
青果ミコト屋では、販売している野菜のフードロス対策として、また規格外品として廃棄される運命にある野菜たちを“賞味期限のない”アイスとして加工しているそうです。
もともと“旅する八百屋”として全国各地の農家さん始め、様々な生産現場に関わってこられた「ミコト屋」さん。
並々ならぬ野菜に対する思いを持っていらっしゃって、廃棄されるもの「フードロス」を無くしていきたいという強い思いがあったそうです。
そして今年の2月に店舗を持つことを期に始められたアイスクリームの事業。
本来だったら捨てられるはずだった運命を、ジェラートにすることで魅力のある形に変わっていく。日本の消費構造が生み出した「フードロス」という課題に「アイスクリーム」という形で解決しようと立ち向かっていくその姿勢。
聞いていると、アイスクリームって魔法のような…、今の言葉で言うと「なんてサスティナブルな循環を生み出している事業なんだろう!」と、衝撃を受けました。
もともとミコト屋さんとご友人だった店主さん。
意思に共感され、ここ二俣の地に「青果ミコト屋」さんの作るジェラートのお店をオープンされました。
今回は通年ある可能性が高いと思われる「カカオマスとカカオニブ」と「間引き人参」を二種、キッズサイズでいただくことに。
レギュラーサイズはシングル450円、ダブルで700円。キッズサイズはシングル250円、ダブルで500円だそうです。
ポップに“PLUS”の表記があるものは、その値段に更にプラスされます。
人参は緑。これ人参の葉っぱの部分を使っているそうです! 黄色いツブツブがアクセントになっており、それがあのオレンジ色の人参の部分。
カカオは口の中でほろっと溶けて、これがカカオの香りなのか…としみじみ味わえるような感じ。
販売されているメニューは、旬の野菜を使ったものが殆どなので、毎週のように変わるそうです!
いつ来ても新鮮なメニューが楽しめますね!
築100年の古民家をリノベーションされた「包商店」
元々、空間デザインや家具をデザインされていた店主さん。
天浜線「二俣本町駅」の構内にあるホテル「INN MY LIFE」のリノベーションを手掛けた縁で、天竜という土地に関わることになったのが切掛だそうです。
何度も来る中で、天竜に魅力を感じ、今回の物件をリノベーションし「包商店」を立ち上げられました。
クローバー通りを歩いていると、そのシンプルで美しい外観に目を奪われてしまいます。
店内は、少しシャービーな感じで、明るく温かみのある空間。
わざと残されている黒光りする部分は、歴史を感じさせます。
二階はリノベーションの最中でした。上がれる時が楽しみですね!
ちなみに、アイスクリームケースの横にあるカウンターにある椅子、なんと手作り!
スピーカーやスケボー等、あちらこちらに手作りの品があります。
そして、ワタクシ気になりました。
奥に、ワイングラスが、ある??????
これは、なんじゃろう…!?
内緒ですよ。教えてもらいました。他の人には内緒ですよ!
「週末(6月26日土曜)にワインバーを…」
あああ!これ以上言ったら、人が来てしまう…/(^o^)\
宮城、新潟あたりの国産ナチュールワイン、希少なものを入手すると聞いたのは、うわーーー!秘密にしたい!
ぶらっと寄れる方は行ってみて下さい。遠鉄バスのバス停も近いですし、天浜線二俣本町駅からは歩いて10分くらいの距離です。
▼ショートムービーのお店紹介はこちら
まとめ
「青果ミコト屋」さんという八百屋さん発のこだわり素材のジェラートが楽しめる包商店。
リノベーションされた店内も一見の価値ありです!
金土日の午後、ぜひ天竜二俣に足を運んでみて下さい!
編集後記
包商店ーパオショウテンと読みます。
この店名にされら理由はなんだろうと、聞いてみました。
人、地域、文化を「包む」商店という意味が込められているそうです。
また、店主さんがモンゴルの帽子が似合いすぎて“チンギス先輩”と呼ばれており、「パオ」という読み方はモンゴルのゲル(遊牧民の伝統的な移動式住宅のこと)にちなんだ読み方になっているそうです!