大きな滑り台があるという噂を聞いて、美園中央公園にいってきました。
遠鉄電車「美園中央公園駅」に隣接しており、電車好きな子どもたちにも大人気。
浜北エリアで人気の公園の一つである美園中央公園の見所や詳細をレポートします!
美園中央公園へのアクセス
美園中央公園は遠鉄電車「美園中央公園駅」に隣接している公園です。
浜松駅からは電車で24分。駅を降りて踏切を渡ればすぐ美園中央公園です。
公園の管理者さん曰く
「美園中央公園の一番の特徴は遠鉄電車が間近に見れることです!」
赤や黄色の遠鉄電車が、一時間に何本も出会うことができます。
車の方はこの駅を過ぎて100メートルくらいの所を左折すると、公園南側の駐車場に到着します。
南側は10台程度の駐車スペースです。
その他、東側と北側にも駐車場があります。
東側駐車場は50台程度停めることが出来るようです。
北側駐車上は10台強停めれるスペースがあるそうです。
また、全ての駐車場が満杯の場合でも、遠鉄電車と公園の敷地の間に停めるスペースがありますので、その際は管理棟に相談してみてください。
また、大きなイベントもあることが多いこの公園。
混雑が予想される場合は、電車でのアクセスがよいので、ぜひ公共交通機関を使って行ってみてください。
美園中央公園はこんなところ
美園中央公園は敷地が南北に長く、いくつかのゾーンに分かれています。
- 多目的広場
- テニスコート
- バスケットコート
- 健康広場
- わんぱく広場
- どんぐりの森
- せせらぎ広場
- 花見広場
それぞれのゾーン毎に看板も立っています。
わんぱく広場には、遊具が沢山あります。この後紹介しますね!
多目的広場は広大です。
キャッチボールや、サッカーボールで遊ぶ人たちがいました。
周辺にはベンチもあり、休憩している人もいるので、危なくないように距離を保って遊んで欲しいとのことです。
どんぐり広場には、どんぐりの種類が複数ありました。
シイノキ、アラカシ、クヌギ、コナラ、マデバシイなど。
手前の黄色い実はセンダンの実で、わんぱく広場で見つけることが出来ます。
この実はサポニンという人間には分解の出来ない毒があるので食べれません!
ですが、周りの実を剥ぐと、星型の種皮が現れるので、ぜひ剥いてみてください。
多目的広場の周りにはイチョウの木もありました。銀杏、見つかるか!?
せせらぎ広場は3月から11月まで水が流れているそうです。
水が流れている時間帯は、9時から15時まで。
流れている時期は足をつけて遊ぶことも出来るので、水に濡れてもいいようにタオルや着替え等、あるといいかもしれませんね!
落ち葉カサカサ。沢山落ちていました。
我が家の2歳児は、落ち葉の音が大好き。
たびたび立ち止まって、葉っぱの奏でる音を楽しんでいました。
花見広場は美園中央公園駅に一番近いところにあります。
ソメイヨシノが沢山植わっていました! これは、お花見の時期が楽しみですね!
他にも、春を告げるコブシや、木蓮、5月に入ると藤や、夏の艶やかなサルスベリなど、季節ごとに楽しめる花があるそうです。
また、ここ美園中央公園は、「新・浜松の自然100選」に選ばれており、豊かな緑に覆われています。
シンボルツリーはメタセコイア。
大きな大きな樹が、並木になって迎えてくれます。
メタセコイアは半世紀以上前には化石でしか見れない植物だったそうです。故に「生きた化石」とも言われる樹だそうです。
メタセコイアの和名は、昭和天皇が愛した木として「あけぼのすぎ」という呼び方がありより身近かもしれませんね。
昭和の象徴とも言われる樹ですが、生物学的にも日本が関わりの深い樹なので、気になる方はぜひこの樹が日本にやってきた経緯を調べて見てください!
なお、テニスコートは使用料がかかります。
1面2時間で640円で、予約が必要です。
料金の詳細は公式ホームページを御覧ください。
美園中央公園の滑り台
子を持つ親の美園中央公園の代名詞は、なんと言っても丘の上に設置された大きな滑り台!
筒状の滑り台は、声が反響して面白い!
2歳児を滑らせるには、ちょっと不安になっちゃうような長さです…
滑ると、ここに弾丸のように飛び出して来ます。
私は大きめのバックパックを持ちながら2歳児のフォローをしていましたが、大きな手荷物があるとこの滑り台は難関でした!
手荷物には工夫が必要ですね…
他にも、小さなアスレチック型の遊具にも滑り台がありました。
美園中央公園の遊具、色々
その他にも、3歳でも安全に焦げるブランコがあったり、巨大なネットの山がありました。
ザイルクライムと言うそうです。
このネットは割と足をかけるところが狭く作られており、小さなお子様でも上に登っていくことができます。
が、てっぺんまでついて、中にある台に降りるには、120cmくらいの身長のお子さんじゃないと、恐らく足が届きません。
乗り越えようとした時が危ないので、注意をしてあげてください。
公園の管理者に尋ねると、6〜12歳のお子さんの利用を推奨しているようです。
アスレチックに付属しているネットも目が狭い!
15cmの足でも、安定感を保って渡ることが出来ます。
ヨチヨチが終わって、3歳の少し判断力がつくまでのこの遊ばせるのに難しい時期に、遊ばせることが出来る救世主のような遊具!
ただし3歳以上のお子さんが利用する前提になっているようです。
しっかりと親がフォローしながら、安全に気をつけて子どもさんの遊ぶ力を伸ばしていけるように利用できるといいですね。
砂場の中には芋虫のような、乗る遊具が!?
ブランコは椅子付き。
体の大きくなった子は使えないですが、自分でやりたい欲求が出てきたばかりの子たちのブランコデビューに、親が安心して使わせることが出来る遊具ですね。こちらは3歳以上の利用を推奨されているそうです。
余談ですが、美園中央公園を親子で歩いていると、利用している人がよく声をかけてくれます。
ちょっとした挨拶ですが、同じ年頃の親や祖父母から声をかけていただくことが多かったんですが、ランニングしているお姉さんや、犬を散歩しているご夫婦もにこやかに挨拶をくれて、とてもびっくり。
更に更に、自転車を押している学生服の少年が、「こんにちは!」とマスク越しでもにっこりが分かるような笑顔で足早に通り過ぎていきました。
とにかくすれ違うたびに、挨拶が飛び交う地域。地域全体で、見守りの力を育てているのか…!?
子育てのしやすさを感じる公園であることをひしひしと感じました。
美園中央公園で見られる自然一覧
美園中央公園で観察できる自然を一覧にしてみました。
職員の方に聞いたものと、私が確認できたものなので、もっとあるかもしれません。参考にしてみてください!
花や実のなる木 一覧
春 | 【早春】 マンサク、コブシ、ハクモクレン、シモクレン、黄梅、紅梅、梅 【仲春】 彼岸桜、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、山桜、ボケ、ユキヤナギ、山吹 【晩春】 藤の花、ツツジ、コデマリ、ハナカイドウ、ハナズオウ |
夏 | ヤマボウシ、キンシバイ、サルスベリ、ムクゲ |
秋 | 【どんぐり】 シイノキ、アラカシ、クヌギ、コナラ、マデバシイ 【その他の実】 銀杏、ヤマボウシ、センダン、センリョウ 【紅葉】 イロハモミジ、イチョウ、クヌギ、コナラ、ヤマボウシ |
冬 | 椿 |
野鳥 一覧
野鳥 | ハト、カラス、スズメ、ヒヨドリ、コゲラ、他 |
美園中央公園のまとめ
美園中央公園は豊かな自然が見られ、幅広い年代層の方々が利用する総合公園になります。
多様な遊び方が出来、浜松市の公園の中でも利用者の多い公園の一つです。
気持ちのよい挨拶を心がけ、多様な自然を発見してみてくださいね。