お茶

お茶の光緑園|次世代の静岡茶リーダーが語る、新しいお茶のカタチ。

お茶の光緑園の店主

創業60年を超える老舗でありながら、お茶販売チーム「TEAM WORKS」として、地域イベントなどにも積極的にブース出店を行う、次世代の茶葉販売店、お茶の光緑園。

NPO法人日本茶インストラクター協会主催「日本茶AWARD2019」で審査員激励賞に選ばれるなど、今注目のお茶やさんです。

今回はお茶の光緑園の四代目・萩原裕さんに、光緑園のお茶へのこだわりや、静岡茶に対する熱い想いを語って頂きました。

昭和30年創業、自園・自製・自販にこだわる老舗・茶葉販売店「お茶の光緑園」

昭和30年創業のお茶の光緑園は、北区東三方町にお店を構える老舗茶葉専門店です。

光緑園

お茶の製造から販売まで一貫して管理する「自園・自製・自販」にこだわるお店です。店舗のすぐ横には、茶畑と自社加工工場があり、店内には摘みたての新鮮な茶葉を加工した商品が並んでいます。

お茶の光緑園の内観

過去には、全国茶品評会で農林大臣賞を受賞したこともあり、茶葉の品質には絶対的なこだわりがあります。現・四代目の体制になってからも、NPO法人日本茶インストラクター協会主催「日本茶AWARD2019」で審査員激励賞に選ばれるなど、静岡屈指の茶葉を扱うお店として知られています。

お茶の光緑園の内観

お茶の光緑園 四代目、萩原裕のお茶へのこだわり

こちらはお茶の光緑園の四代目、萩原裕さん。今回は、お茶に対するこだわりをインタビューさせて頂きました。

お茶の光緑園の店主

「静岡でお茶を作っていると、どうしても静岡茶として括られてしまうことが多い。でも実際は、農家ごとに味は全く違う。自分が思うお茶づくりは、畑管理が7割、製造技術が3割。良質なお茶っ葉を作ることに重点を置き、肥料は試行錯誤を重ねた特注肥料を施肥している。光緑園にしか出せない味を目指している。」

お茶の光緑園の店主

静岡茶は言わずと知れた全国でもトップブランドのお茶。でも、そこに胡坐をかいてお茶を売るような農家にはなりたくないと、熱い想いを持った方です。静岡茶として売るのではなく「光緑園のお茶」として、魅力を伝えて売りたいと、日々、茶葉の生産・製造に励んでいるそうです。

お茶の光緑園の店主

「光緑園の製造方法は中蒸し。三方原台地は日照時間が長いため、葉肉の厚いお茶葉になる。コクのある味わいが特徴。」

数々の品評会の受賞歴を持つ、光緑園のおすすめの商品は、100g600円で販売されている「朝露」という茶葉。甘みと渋みのバランスがよく、冷茶にしても甘みが加わって美味しいそう。

お茶の光緑園のお茶

「最近は若い人のお茶離れが進んでいる。お茶を難しく思わないでほしい。人それぞれ百通りの飲み方がある。自分の飲みたい方法で飲んでもらって、お茶を身近なものに感じてほしい。」と、真剣な眼差しで語る萩原さん。

お茶の光緑園の店主

気軽にお茶を飲んで欲しいという想いから、仲のいいお茶やさんと「TEAM WORKS」というチームを立ち上げ、地域で開催されるイベントにも積極的にブース出店されています。

お茶の光緑園のお茶

「イベント時は、煎茶と豆乳を合わせたソイラテなど、若者向けにアレンジしたドリンク販売をメインに行っている。今後は、もっと大きなお茶に関するイベントも開催していきたい。お茶への入り口を増やすきっかけを作れたら。」

こだわりと柔軟な発想を兼ね備えた次世代のお茶リーダーとして、今後、目が離せない店主さんです。

お茶の光緑園のお茶

出してくれたお茶も香り高く、旨味がたっぷりでした。美味しいお茶をご自宅で飲みたい方は、ぜひお茶の光緑園に足を運んでみてはいかがでしょうか。

お茶の光緑園の詳細

住所 静岡県浜松市北区東三方町235−11
電話番号 053-436-0072
営業時間 9:00〜18:00
定休日 元旦のみ
公式ホームページ お茶の光緑園



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むらきち

ココハマ編集長兼ライター。趣味はドミトリー、カプセルホテル巡りのひとり旅。サウナー。天竜にセカンドハウスを作ってテントサウナライフを楽しみたい。

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