2021年2月に天竜区春野町にオープンした「こぶちゃん食堂」は定食から居酒屋メニューを提供する、地元愛あふれる「こぶちゃん」という店主さんが切り盛りする食堂です。
出来る限り春野町で買えるもの、作られたものを使っているメニューの数々を提供されています。
今回は実際に行って食べて話して感じた、こぶちゃん食堂の魅力をレポートします!
こぶちゃん食堂のアクセス、駐車場、営業時間
住所 | 浜松市天竜区春野町気田824-2 |
電話番号 | 053−989−0101 |
営業時間 | 11:00〜21:00 |
定休日 | 月曜日 |
座席数 | 18席 10名程度入れる座敷もあり(要予約) |
決済方法 | 現金、PayPay、auPay、d払い |
駐車場 | あり(10台程度) |
こぶちゃん食堂は春野町の商店街・気田地区でオープン!
天竜区春野町の大天狗面を左手に見ながら通りすぎ、ゆるゆると国道362号線を走っていくと春野町の商店街である気田地区があります。
国道から脇に入り、春野中学校や気田小学校のあたりを少し行ったところにこぶちゃん食堂は、2021年2月にオープンしました。
袋井から走る秋葉バスの終点「気田」バス停のすぐ近くになります。
バス停側、気田小学校側に正面入口があり、駐車場もあります。
お店を挟んで反対側にも駐車場があります。
店内は約18席あります。
店内のものは、ご近所の方が使わなくなったものなど寄付されたり、ご友人や仕事で仲間になった方などからの貰い物で揃えられたそうです!
店名の由来である「こぶちゃん」は、店主さんのあだ名だそうです!
笑顔が素敵〜〜〜!
落語家の林家こぶ平さんに似ているねとあだ名になったそうで、以前の職場で林家こぶ平に実際に出会ったこともあり、その際に「こぶちゃん、使っていいよ」とご本人からお墨付きをもらったあだ名だとか!
こぶちゃん食堂のメニュー
定食メニューは3種類。
500円の日替りと、800円の定食Aと定食Bがあります。
500円の定食メニュー、めっちゃボリュームありませんか?
この日は特にお野菜が沢山あり、味噌汁の具が多い日だったそうです!
メインは「焼肉焼」の日。
お肉もしっかりあって、柔らかくて美味しかった!
春野に1件あるお肉屋さんのお肉です!
800円の定食にはフルーツ付き!
その他にも、手頃なメニューが沢山。
1品料理は600円以下になるように価格設定をしているそうです。
あ…昼からビール
ではなくて、ノンアルビールを頼みました。なんと、ジョッキで出してくれました!
ノンアルと言っても、ジョッキというだけで飲んだ気分が味わえるから、ジョッキに入れてサービスしているそうです。
ありがとうございます!飲んだいい気分になれました…!
こぶちゃん食堂というより、春野町の多くの定食屋さんで見かける目玉料理があります。
何か分かりますか?
これ、トンカツ用のお肉です!超分厚い!
春野町の中でも2番目に厚い厚さで出しているそうです!
なんでもこの辺りの地域では、トンカツと言ったらこの厚さで切るのが当たり前だということ…!
今はなき気田のラーメン屋さんが発祥だそうで、分厚く切ったお肉に衣をまぶしてじっくり揚げて、ラーメンの中に入れて食べるというスタイルが春野流。この厚さじゃないとトンカツではない!というのが春野流だとか!
こぶちゃん食堂ではこの分厚いお肉のスタイルを継承していていて、トンカツとトンテキは唯一の1000円越しのメニューとして君臨しています。
…ぜひ、一度、食べて…みたい…。
さて、こぶちゃん食堂で特筆すべきは、裏メニューの存在です。
このトンカツ用のお肉でステーキを注文出来たり、メニューに無くても食材さえあればカルパッチョとかパスタとか、食材のある範囲、出来る範囲でお客さんのわがままをまるでお母さんのように聞いてくれるこぶちゃん!
アルコールで喉が潤ったあとの締めのラーメンまで作ってくれます。
海鮮系のさっぱり味のラーメンだそうで、これはぜひ女性の方にも食べてほしいとのことで、そっと教えてくださいました。
そして、こぶちゃんのお客さんファーストはこんなところにも現れています。コーヒー!
実はこぶちゃん食堂には、ランチの後閉めずにそのまま夜まで通しで営業をしています。
コーヒーを飲みに、近所の奥様やお仕事の一服で立ち寄るオジサマたちがいらっしゃるんです。
その方たちの「コーヒー無いの?」という一声から、このコーナーが出来るに至ったとのこと。
メニュー表に無いものは、頼む際にお値段聞きながら頼んでみて下さい。思わぬものを食べさせてくださいます!
今後のこぶちゃん食堂で計画されているメニュー
5月の終わり辺りから提供開始を予定しているとされる定食メニューを教えてもらいました。
その名も「レディース定食」!
1200〜1300円で十食限定で、春野の食材をふんだんに使い、9種類の小鉢をいっぱいにお膳に並べた定食です。
旬のものを多く使い、見て楽しい、食べて美味しい、笑顔に元気になってもらえるようなメニューを考えていらっしゃいます。
そして、構想中のメニューも!
春野ってチョウザメの産地なんです。
春野のチョウザメって、春野のきれいな清流の中で育っていて、身が刺し身で食べることが出来るそうで、非常に評価の高いもの。
それをフルコースつまり13品で提供出来ないかと考えていらっしゃるそうです。
チョウザメはしゃぶしゃぶにすると柔らかく食べれて、美味しいんだそうで、それを組み込むか試行錯誤中だそうです。
実現してほしい!
「柔らかく」という理由は、「この辺りは年配の人が多いから食べやすいように」とこぶちゃんはおっしゃっていました。
ここに住む人達とじっくり向き合い、腰を据えて料理を提供しているこぶちゃんの姿に、感動を覚えながらお話を聞きました。
この記事を見て、遠方から行ってみようと決めてくださった人、一言二言でもいいので、春野愛あふれる地元愛あふれるこぶちゃんにエールを伝えてください!
まとめ
笑顔あふれる店主さんこぶちゃんのいるこぶちゃん食堂では、定食メニューやお酒のアテの一品メニューの他に、裏メニューも豊富に存在します。
春野の地で、春野の食材を使い、料理を通してこぶちゃんの地元である春野を盛り上げようとするその姿勢に、とても感銘を受けます。
山道のドライブがてらに、ぜひぜひ皆さん足を伸ばしてこぶちゃん食堂の扉を開けてみてくださいね!