開催期間中は3日間で約200万人を超える人出が見込まれる、全国屈指のGWイベント「浜松まつり」。
日中は170を超える大凧が空を舞う「凧揚げ合戦」、夜は華やかに彩られた御殿屋台が浜松の街中をする行き交う「屋台引き回し」。
そんな見どころたっぷりの浜松まつりですが、気になるのはやはり混雑ですね。人出が多いだけに、混雑はかなりのストレスになってしまいます。
混雑が避けられるアクセス方法や駐車場を知りたい
ピークタイムを避けてストレスのない浜松まつり見学がしたい
こういった疑問を解決すべく、生まれてからずっと浜松まつりの混雑を見てきた僕が、地元民だからこそ語れる視点で、浜松まつりの混雑を避けるおすすめのアクセス方法などをまとめました。
浜松まつりに参加する前の予備知識として読んで頂ければ、ストレスのない浜松まつり見学ができるはずです!
浜松まつりの開催日程
それでは、まずは浜松まつりの開催日程から見ていきましょう。
浜松まつりは例年、ゴールデンウィーク期間の5月3日、4日、5日の3日間に開催されるお祭りです。
主な会場は、昼間の凧揚げ会場と、屋台引き回しが開催される浜松駅周辺の2つ。それぞれの時間は以下の通りです。
イベントスケジュール
- 凧揚げ合戦・・・10:00〜15:00
- 屋台引き回し・・・18:30〜21:00
雨などの理由で中止になる場合があるので、天候には注意が必要です。イベントの中止は、以下の時間をめどに決定されます。
雨天中止の目安時間
- 凧揚げ合戦・・・当日の7:30
- 御殿屋台引き回し、その他イベント・・・15:00
期間中の開催状況は以下で確認ができます。
問い合わせ先
- 浜松まつり組織委員会(5/3〜5) ☎︎053-456-8118
- 浜松まつりナビダイヤル ☎︎0570-064-736
浜松まつりの混雑、渋滞状況
では次に、浜松まつりに関わる混雑状況について、長年浜松まつりを見てきた地元民の視点から伝えていきたいと思います。
出かける時間やアクセス方法を検討する際の参考にしてみてください。
浜松駅に向かう電車はとても混雑する
浜松まつり会場の最寄駅は浜松駅。また、凧揚げ会場に向かうシャトルバスも電車経由だと浜松駅からしか運行していないため、すべての観光客が浜松駅に集まる形になり、電車はとても混雑します。
【東海道線(浜松~豊橋) 下り線 遅延情報】
東海道本線は、「浜松まつり」開催に伴う混雑などの影響で、浜松〜豊橋の下り線の一部列車に最大10分程度の遅れがでています。 pic.twitter.com/4rXHNL7bxb— とれいんふぉ 東海エリア 非公式運行情報など (@Trainfo_Central) 2019年5月3日
電車の一部に遅延が出ることもあるほどなので、開催期間中に電車で浜松駅に向かう場合は、混雑があることを念頭におきましょう。
周辺道路はそこまで混雑はしない
次に、車で行く場合ですが、凧揚げ会場、市中心部は、それぞれ交通規制によって一部の道路が通行止めになります。ですが、実際はそこまで気にするほどの道路の混雑はないと思います。
浜松市民の多くは祭りに参加するので、単純に車を使う人が減りますし、実際に何度も車でまつり会場に向かっていますが、渋滞に引っかかった経験はありません。
交通規制、通行止めについては記事の後半で詳しい場所や時間などを解説します。
臨時駐車場への駐車は多少の混雑あり
凧揚げ会場の周辺には、期間中、臨時駐車場が設けられます。
駐車場は、シャトルバスが運行している「飯田公園臨時駐車場」と、会場から約2km離れた「石人の星公園駐車場」の2つがあります。
石人の星公園駐車場は、まつり会場まで徒歩で約25分でいける駐車場ですが、台数が約350台と限られているため、すぐに埋まっていまいます。満車の場合は、飯田公園臨時駐車場に回される場合があります。
飯田公園臨時駐車場は台数が1,200台と多く、会場までのシャトルバスも運行しています。飯田公園からまつり会場へは約8km離れているため、徒歩での移動はオススメできません。シャトルバスを利用しましょう。
シャトルバスはピークタイムはとても混雑する
では次はシャトルバスの混雑を見ていきます。シャトルバスは浜松駅から凧揚げ会場に向かうバスと、飯田公園臨時駐車場から向かうバスがあります。
がんこ祭りに続く浜松の大イベント、浜松まつりは本日から。会場の中田島砂丘に向かうシャトルバスの混雑なかなかすごい。 pic.twitter.com/bQAqySp6kO
— こんば@talkARAKAWAvol3やる (@KMB_Masa) 2019年5月3日
シャトルバスは、定員になり次第、随時出発するので、スムーズといえばスムーズなのですが、やはり混雑は否めません。
特に、凧揚げ会場の開始、終了時はピークタイムとなり、かなりの混雑になります。帰りのシャトルバスでも同じく行列が待っているので、順番待ちが苦手な方はストレスになる可能性があります。
浜松駅周辺のホテルはほぼ満室、早めの予約が吉
浜松まつり開催期間中の浜松駅周辺のホテルはビジネスホテルやドミトリーも含めて、ほぼ満室になります。ゴールデンウィーク中に予約をしようと思っても、まず空いていません。
駅周辺で個人的にオススメのホテルは「ドーミーイン global cabin 浜松」。屋台引き回しが行われる市中心部のど真ん中にあり、利便性が抜群です。
CHECK!! ドーミーイン global cabin 浜松|宿泊レポート!充実の共有スペースとサウナ付き大浴場あり
ホテルはゴールデンウィーク前までにできるだけ早めに予約しておきましょう。
夜の部の屋台引き回しは多少混雑はあっても見学には支障なし
浜松駅の北側、鍛冶町通りや広小路通り周辺にかけて、浜松まつりの夜の部のメインイベント「御殿屋台引き回し」が行われます。
時間は夕方の18:30頃から夜の21時まで。場所取りをする人や見学者も多く、道路は多少混雑します。先頭に出ていい位置で見学しようと思うと結構大変ですが、屋台引き回しは広範囲で行われるので全く見られないというほどではありません。
多少の混雑はあっても、特にストレスなく見学ができると思います。
浜松まつりの交通規制、通行止め状況
では、次は浜松まつりの交通規制、通行止めエリアを見ていきます。交通規制になるのは、屋台引き回しが行われる市中心部と、凧揚げ会場に向かう道路の一部が対象です。
市中心部の交通規制、通行止めエリア
(引用:浜松まつり交通規制の案内図)
■交通規制期間/5月3日、4日、5日
■規制時間/17:00〜21:00
■注意ポイント/規制区域内の駐車場からの入出庫も出来なくなります。
厄介なのは、主に駅北側の交通規制区域内の駐車場に車を止めると、17:00〜21:00の間は入出庫出来なくなる点です。時間が気になる方は、規制区域を避けて駐車する必要があります。
凧揚げ会場周辺の交通規制、通行止めエリア
(引用:浜松まつり交通規制の案内図)
■交通規制期間/5月3日、4日、5日
■規制時間/9:00〜16:00
■注意ポイント/凧揚げ会場にはマイカー駐車場はありません。
凧揚げ会場にはマイカー駐車場はないため、臨時駐車場に車を停めて、シャトルバス、タクシー、徒歩、いずれかのアクセス方法で行くことになります。それぞれのアクセス方法を次で紹介します。
浜松まつり会場へのアクセス方法3つ
では、浜松まつりが行われる凧揚げ会場に行くためのアクセス方法について紹介していきます。シャトルバスで行く方法と徒歩で行く方法の合わせて3つになります。
それ以外には、浜松駅からタクシーを利用する方法もありますが、予算的な観点からここでの紹介は省かせて頂いています。
1.市中心部の駐車場に車を停めてシャトルバスで会場へ行く
市中心部は17:00〜21:00の間、交通規制が入るので駐車場やコインパーキングからの車の出し入れも出来なるので注意が必要です。「パークス成子」という駐車場なら1日24時間停めっぱなしでも最大500円で、交通規制にも入らない区間にあるので、もし空いていたらイチオシの駐車場です。
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また、akippaというサイトを利用すれば、事前に駐車場を予約しておくことも可能です。
浜松駅からのシャトルバスのチケットは浜松駅北口を出て右手(アクトタワー方面)に進んだ「アクト2F連絡通路」で販売されています。
■片道料金/大人 280円、小学生以下 140円
■運行時間/9:00始発、14:00終発(定員になり次第、随時出発)
2.飯田公園臨時駐車場からシャトルバスで会場へ行く
■駐車場名/飯田公園臨時駐車場
■住所/静岡県浜松市南区大塚町1876-1
■利用料/無料
■駐車台数/1,200台
■利用時間/8:00〜16:00
■注意ポイント/駐車場は16:00で閉鎖されます。
シャトルバスの料金、運行時刻は下記の通りです。駐車場が閉鎖される時間が早いので、帰りの時間には十分注意が必要です。
■片道料金/大人 280円、小学生以下 140円
■運行時間/9:00始発、14:00終発(定員になり次第、随時出発)
3.石人の星公園に車を停めて徒歩で会場へ行く
■駐車場名/石人の星公園
■住所/静岡県浜松市南区江之島町1706
■利用料/無料
■駐車台数/352台
■利用時間/8:30~20:00
■注意ポイント/凧揚げ会場には徒歩約25分程度で行くことができます。
浜松まつりの公式サイト等では紹介されていませんが、浜松市民にはおなじみの駐車場です。徒歩で会場までいけるため、シャトルバスの行列に並ぶ必要なし。個人的には最もオススメのアクセス方法です。
浜松まつり以外に目を向けて観光やグルメを楽しむのもオススメ
浜松まつりは3日間あるため、凧揚げ会場や人が集まる市中心部を外して、浜松市内の観光やグルメを楽しむのもオススメです。
浜松駅から徒歩2分の場所にある観光案内施設「浜松魅力発信館 The GATE HAMAMATSU」では、観光ナビや、レンタサイクルもありますし、浜松駅周辺でレンタカーを借りるという手もあります。
浜松まつりに人が集まる浜松市のゴールデンウィークは、少し足を伸ばせば、比較的、混雑のストレスなく観光やグルメが楽しめます。この機会に「浜松餃子」「浜名湖うなぎ」といった浜松グルメや、市内の観光スポットにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
レンタサイクルやレンタカーは、台数に限りがあるため、早めに予約しておきましょう。
レンタサイクルを予約する【はままつペダル(The GATE HAMAMATSU内)】
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まとめ:混雑を避けて浜松まつりをストレスなく楽しもう!
地元民の視点から、混雑をなるべく避けることができる、オススメのアクセス方法等を紹介しました。
ネット情報では、浜松まつりに行ったことがないであろう方が書いたちょっと曖昧に感じる情報もあったりするので、今回紹介したアクセス方法をぜひ参考にして頂ければと思います。
それでは、いい浜松まつり見学をお送りください!
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