掛川市にある掛川駅から浜松市北部を経由して湖西市の新所原まで67.7kmを結ぶ天竜浜名湖鉄道。
愛を込めて「天浜線」と呼ばれるローカル線では、ここ最近、ラッピング電車がよく走っているのを目にします。
11月19日に走り始めた、ホンダカーズ号を見に行ってきたので、リポートします!
天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅へのアクセス
今回、ホンダカーズ号ラッピング車両の出発式があったのは、天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅になります。
天竜二俣駅を利用するの駐車場は二箇所ありました。
●1箇所目
天竜二俣駅に入って左手、食の駅十文字屋さんの後ろ側にある駐車場
●2箇所目
国道152号を天竜二俣駅の前を通り過ぎ、天竜二俣駅から100m弱行った所にある藤井整骨院の手前の路地を入った先にある駐車場
そしてなんと、駐車場代は無料!
天竜浜名湖鉄道ホンダカーズ号出発式
19日当日、二俣駅についた時には曇っていた空も、時間が経つにつて雲がうすれてゆき、青空が顔を出してきたのを覚えています。
プレス用の受付を済ませ入ると、沢山の報道カメラが!
当日の静岡ニュースで報道されていたので、見られた方も多いかもしれませんね!
また、K-mixのおでかけラジラも来ていました!
ズミさん(高橋正純)や久保ちゃん(久保ひとみ)が、生で拝見、拝聴できました。
久保ちゃんには、めっちゃ笑顔いただきました!
赤と白に塗られたホンダカーズ号は、天竜高校吹奏楽部の演奏をバックに、二俣幼稚園の園児たちに旗を振って、迎えられ入ってきました!
青空の下、高校生たちのみずみずしい演奏が思いがけなく聞けました!
素敵なイベントに招待してもらえた幼稚園の子達、遠目にも楽しそうでした!
ホンダカーズ号は西(新所原方面)を向いて、正面は赤い!
かっこいい〜〜〜(語彙力)
中は、N-ONEで一色!
ホンダの創業者である本田宗一郎は、実は天竜二俣駅から3Kmくらい北上した辺りの地区で育った人だそうです。
地域の自慢である天浜線とホンダ。天浜線の社長のお話や、ホンダの役員の方の祝辞を聞き、ここに時を越えて出会った感じがして、心が震えました。
そしてテープカット!
の、後の
「出発!」
大きく手が振られ、11月19日11時6分に、ホンダカーズ号はディーゼルエンジンを響かせて出発しました。
そう、後ろ半分は白いんですよ。
天竜二俣駅から見送っていると、カンカンカンに踏切の音が続いて聞こえ、それが段々遠ざかっていき、とても胸を打ちます。
私、この出発式で知ったんですが、N-ONEは、N360を踏襲したモデルだということ。
N360はホンダ初の軽自動車で、発売された1967年、軽自動車の常識を覆したと言っても過言ではないくらい、快適な走りを実現したホンダの軽自動車。詳しいことは公式サイトをご覧ください。
実は、このホンダカーズ号のラッピングにN360も描かれています。ぜひ実物を見て、探して見てください。
天浜線ホンダカーズ号に乗ってきた
後日。
改めて、天竜二俣駅を訪ね、ホンダカーズ号に乗ってきました!
ホンダカーズ号の運行は公式サイトから確認することが出来ます。
買った切符は200円。上野部(かみのべ)駅まで。
トンネルは3つくらいくぐりました。
田畑の中を、一本の線路が続いて行くこの景色。
あっという間に到着しました。
電車に揺れて、風景を眺める、とても幸せな時間でした。
上野部駅の先ではお茶畑の中を走ったり、三ヶ日は浜名湖のロケーションが素晴らしい駅があったり、ミカン畑が見えたりするそうです。これはまた改めて、レポートしますね!
上野部駅は無人駅です。周囲に駐車場もありません。
5分ほど歩いた先には手作り菓子工房 大坂屋さんが、徒歩10分で行ける距離には、シルクロードミュージアムがあります。
この駅に降りられた際には、ぜひ足を伸ばしてみてください。
また、2020年12月31日まで、ホンダカーズ号を撮ってInstagramに投稿しようというキャンペーンが行われています。
ご自身のインスタアカウントに #hondacars号 というハッシュタグをつけ、天浜線を走るホンダカーズ号の素敵な写真や動画を投稿してみてください。
詳しいことは天竜浜名湖鉄道の公式ページにある「ホンダカーズ号のポスター」を確認してみてくださいね!
天浜線のラッピング電車色々
2018年5月16日に運行を開始
お茶の葉とミカンの色。天竜浜名湖鉄道が独自で企画したラッピング電車です。
●キハ20
2020年4月25日に運行開始
国鉄時代に運行していたキハ20を天浜線の代表列車であるTH2100に塗装してあるそうです。
2018年5月18日に運行開始。
株式会社キャタラーさんとのコラボレーション列車だそうです。化学のトリビアがあるそうです!
掛川市の芸術祭である「かけがわ茶エンナーレ2020」のPRの為に走り始めた列車です。
開催予定が来年秋に延期されたとのこです。続報チェックですね!
マリメッコ号と勝手に呼んでいましたが、天浜線の方にも通じました!
都田にある株式会社都田建築ドロフィーズの協力により内装からレトロ感を目一杯押し出してラッピングされた列車です。
2015年10月18日から走っている列車。もう天浜線の顔の一つにもなっていますね。
2019年9月15日から運行開始。
スズキの大型二輪「KATANA」のイベントに合わせて運行開始したラッピング車両です。
まだまだ撮れていない車両があります。
天浜線のこのラッピング企画。知らずに見ても、楽しい車両が沢山あるので、ぜひ一度見て、乗ってみてください!
また、11月30日まで、三陸鉄道応援ヘッドマーク車両も運行していました。
こちらこの後、オークション等が予定されているようです。
気になる方は、情報をチェックしてみてください!
天竜浜名湖鉄道ホンダカーズ号のまとめ
天竜浜名湖鉄道は昭和10年より掛川から開通し、昭和15年に新所原まで全線開通し、今なお全車両ディーゼルで走る静岡唯一の非電化路線です。
昭和62年に国鉄から「天竜浜名湖鉄道」の私鉄に変わりました。
鉄道の利用者が減っていく中で、なお存在感を放つ天竜浜名湖鉄道の魅力。
車両への工夫もさることながら、沿線の自然環境の豊かさを含め、ファンを惹き付けている路線です。
ぜひ全線乗っていただき、静岡西部の美しさを実感してほしいなと、思います。