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【起業女子Vol.1】過去の自分にスポーツ栄養を伝えたい!カラダヅクリキッチン代表 河合明音さん

浜松市内で活躍するさまざまな女性経営者さんに起業ヒストリーや想いをインタビューしていく起業女子。記念すべき第1回は、当メディアともゆかりのあるカラダヅクリキッチン代表の河合明音さんをお呼びしました。

「過去の自分にスポーツ栄養を伝えたい。」強豪校の部活で故障を繰り返し、自己流で体型管理に向き合った過去から、管理栄養士を目指した河合さん。カラダヅクリキッチン開業から料理教室に込めた想いまで、詳しく伺ってきました。

過去の自分にスポーツ栄養を伝えたい、それが管理栄養士を目指したきっかけ

ーまずは簡単な自己紹介をお願いします。

静岡県浜松市出身、カラダヅクリキッチンという料理教室を運営している河合明音です。大学卒業後に、埼玉県の平成国際大学の職員として箱根駅伝を目指す部員の献立や栄養指導を4年間行った後、浜松にUターンし病院に勤務しました。そこで栄養指導を3年間行い、2020年12月にカラダヅクリキッチンを開業しました。

ー管理栄養士を目指したきっかけを教えてください。

元々、小学校から高校まで陸上競技をしていました。高校では陸上の強豪校に入学し、400mハードルの選手として活躍しました。ただ、練習量が上がる中で故障(肉離れ)を経験してしまい、それ以来、体型管理の必要性を感じ、当時の私は自己流で食事管理を行っていました。

みんなが購買で美味しそうな菓子パンを買っていても食べない。朝は食パンの切れ端1枚。など、ストイックにやっていたのですがいつも空腹感や疲労感でいっぱい。そんな中、高校3年生になり、大学の学科を決める際に、鍼灸や医療、東洋医学、トレーナーも含めてスポーツの道へ進むことを考え、多くの大学のオープンキャンパスに行きました。そこで管理栄養士というジャンルに出会いました。

マイクロハーブを使った料理教室イベントでつくったピタパン

ー数ある選択肢の中で、なぜ管理栄養士の道へ進もうと思ったのですか。

栄養学に触れる中で「食べたものでカラダが変わるのが面白い。もっと食べても良かったんだ。」と分かり、それを当時の部活を頑張っていた自分に教えてあげたいと思うようになりました。

「部活に打ち込める期間は短く、10代のうちだけの特別なもの。その頑張りを無駄のないものにしてあげたい。スポーツの道へ、食の専門家として関わっていきたい。」そう思ったのが管理栄養士を目指したきっかけです。

栄養指導が本当に必要な人へ、料理教室からできること

ーそれでは、カラダヅクリキッチンについて教えてください。

これまで多くの人の栄養指導に関わってきて、本当に栄養指導が必要な人は、言葉で伝えるだけでなく、もっと寄り添って初歩から伝えていく必要性があると感じました。多くの人は、食材の選び方や、包丁の切り方すら分かりません。ならば料理を楽しく行いながら、栄養の基本が自然に学べる管理栄養と料理教室を組み合わせた教室の方がいいんじゃないか。そう思いカラダヅクリキッチンをオープンしました。

ーなるほど。それはいいですね。料理教室以外にも管理栄養士としての活動はされているんですか。

現在は生産者さんとタイアップした月1回のイベントを開催しています。生産者さんの食材を使い、レシピを考えてみんなで楽しく料理教室やワークショップを行っています。また、個人としては主に夏の時期に実業団の合宿にも帯同しています。そのほかには、トランポリン選手の個人栄養サポートや、栄養学の講習会なども不定期に実施しています。

いちごを使った料理教室イベントの風景

ー生産者さんとのタイアップイベントはとても好評ですね。カラダヅクリキッチンでつくる献立や料理の特徴も教えてください。

カラダヅクリキッチンではリバウンドに繋がりやすい糖質制限はしません。PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)を考えて、食物繊維が多く取れるバランスの良い献立や料理を伝えています。野菜は多めに、脂質は少なく。1食あたり600kcal程度に抑えた料理が学べるようになっています。

料理教室からカラダヅクリへ、一生ものの栄養知識を伝えたい

ー今後、参加を考えている方に向けてぜひなにかアドバイスや一言をお願いします。

料理教室は栄養を学ぶという面ももちろんありますが、基本的には集まった参加者同士で会話や交流を楽しむものです。みんなで協力して作ったり、出来上がった料理を撮影したり、とても楽しいですよ。

また、栄養の知識をちょっとでも知っていれば一生役に立ちます。自分だけじゃなく家族にも生かすことができるので、通うメリットは必ずあると思います。ぜひ、お気軽に参加していただければ嬉しいです。

ー最後に、今後の夢や目標があれば教えてください。

まずはオープンしたばかりなので多くの人にカラダヅクリキッチンを知ってもらいたいです。その後はスポーツ栄養の分野も含めて、体作りをしたい人たちが継続して参加できるような、楽しい料理教室を皆様と協力してつくって行きたいと思っています。

ーありがとうございました!河合さんの今後の活躍を期待しています。

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むらきち

ココハマ編集長兼ライター。趣味はドミトリー、カプセルホテル巡りのひとり旅。サウナー。天竜にセカンドハウスを作ってテントサウナライフを楽しみたい。

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