夏といえば子供たちが夢中になれるイベントが多くあります。夏祭り、海水浴、バーベキューなど。特に男の子が喜ぶイベントと言えば昆虫採集ではないでしょうか?
今は、親となった方も昔は昆虫採集に夢中になってたかもしれません。
今回は25年以上カブト虫やクワガタ採集を趣味としている私が子供たちの為に昆虫採集の方法や注意点などの要点まとめました。
この記事の概要ですが特に人気の高いノコギリクワガタの採集方法について説明していきます。
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浜松のクワガタ採集可能スポット
グーグルマップにスポットしてあるエリアがクワガタ採集可能な場所と思われます。天竜川西側、四ッ池公園、佐鳴湖公園、浜北森林公園、などがネット上で採集可能と言われています。
昆虫採集はモラルやマナーを守り、禁止されている場所での採集や立ち入りはやめましょう。
ノコギリクワガタの採集方法
カブト虫やクワガタ虫は同じ昆虫ですがそれぞれ特徴的な生態をしています。今回はノコギリクワガタに関して触れていきます。
もうすでにご存知な方もいらっしゃると思いますがカブト虫やクワガタ虫の採集方法は複数あります。
しかしながら山々に囲まれた田舎での採集方法と都会付近の採集方法でどの採集方法が適しているか変わってきます。
街灯採集とノコギリクワガタ
私は過去に田舎や都市付近のノコギリクワガタスポットを周りましたがノコギリクワガタは街灯採集よりも雑木林や山で採集した方が採集確率が高い傾向にあります。
特にビル街や市内付近の街灯採集は難易度が高いので基本的には森林採集をおすすめします。
トラップ採集とノコギリクワガタ
トラップはカブト虫やクワガタ虫が好きな甘い蜜を人工的に作って木に仕掛けて置きます。朝早くもしくは夜20時以降に仕掛けたトラップの餌に寄って来たカブト虫やクワガタ虫を採集する方法です。
私の経験からするとカブト虫やコクワガタには抜群に効果を発揮しますが、ノコギリクワガタは田舎ではない限り難易度が高いです。
ライト採集とノコギリクワガタ
ライト採集は山に向かって強い白かブルーライトを向けてカブト虫やクワガタ虫をおびき寄せる方法です。
街灯採集は夜に山の近くの国道や学校の照明に集まって来た昆虫を見つける移動式ですがライト採集はただ待っているだけです。
この方法は山に囲まれている家に住んでいる方や車に蛍光灯とポータル電源などを持ち運んでやるやり方など限られてしまうので難しいと思います。
ミヤマクワガタなどには適していますがノコギリクワガタは群馬県や四国の山々、田舎町以外では少し難しいかと思います。
森林採集とノコギリクワガタ
今回の主体となるノコギリクワガタの採集方法が森林採集です。
冒頭でも言いましたが、地域によって採集方法は様々ですが、森林採集は田舎でも東京23区などでも共通してノコギリクワガタが採集可能な方法なのです。
因みにトラップ採集も森林採集と似ていますが田舎町や近くに雑木林がある家ですと家の庭にある柿の木とかに仕掛けてもたまに寄ってくるのであえて森林採集とは違うとだけで言葉を添えておきます。
今からもっと詳しくノコギリクワガタの森林採集方法を説明していきます。
ノコギリクワガタは基本はクヌギやコナラを好む
クヌギ
コナラ
これもややこしいのですが、地域によってはブナ、栗、柳、桜、カシ、竹その他多数の木の樹液を吸いに集まりますが基本的にクヌギやコナラの樹液に集まります。
ノコギリクワガタの森林採集可能時間
結論から言えば24時間昼夜問わず採集可能です。ただし夜行性なため夜の方が活発になります。具体的にどのように活発になるかと言いますと行動範囲が増えます。
夜になると街の明かりを目指して飛ぶ者もいれば、好物である樹液を探しに行く者もい、次の世代に命をつなぐ為にパートナーを探しに行くものもいます。(オスのみ)。
これらの習性から夜の方が比較的捕まえやすいです。ただし、夜の森林採集は暗闇のため危険が伴います。十分注意してください。なので山よりは雑木林の方がいいです。
一方で、昼の時間帯ではノコギリクワガタは枯れ葉の下に隠れているか樹の高い部分の物陰にいたりする場合が多いです。
夜と比べると活動しているノコギリクワガタの数はかなり減るため採集は割かし難しくなります。
基本的に昼は樹液スポットにいることは少ないので昼間に樹液スポットでノコギリクワガタを採集することは効率が悪くなります。さらに昼間の樹液スポット採集は非常に危険な場合があります。
体長7cmにもなるオオスズメバチが、実はカブトムシやクワガタムシが好む樹液を好みます。私は昆虫採集を25年以上やっていますが、一度もスズメバチに刺されたことはありませんが、かなり痛くそしてかなり腫れるそうです。
一番怖いのはアナフィラキシーショックと呼ばれるアレルギー反応でハチに刺されて死亡した方のほとんどが、このアナフィラキシーショックによる血圧の低下と、気道の浮腫による呼吸困難が原因であると報告されています。
アナフィラキシーショックは1回目に刺された場合より2回目に刺された時の方が起こりやすいと言われています。
実際に日本のスズメバチに刺されてみた外国人がYOUTUBEで投稿しています。▼
少し話がずれましたが言いたいことはスズメバチには特に注意してください。
ノコギリクワガタの森林採集方法のおすすめな立ち回り
さて、今回の目玉である一番おすすめなノコギリクワガタの採集方法ですがそれは時間と脚力がものをいいます。時間ですが日が出始める朝の5時から7時の間です。
そして脚力ですが小学生の高学年でスポーツをしている子以上の脚力があるといいでしょう。
採集方法ですが至って簡単、目ぼしいクヌギやコナラの樹をひたすら蹴り続けることです。本当にこれだけです。
それではノコギリクワガタ採集をする準備段階からその方法までの流れを解説していきます。
森林採集前の下準備
クワガタやカブトムシが生える時期は残念ながら蚊に刺される時期とかぶります。なのでそのリスクを減らすためには長袖長ズボンを着用してください。
長袖長ズボンの理由は実はそれだけではなく森林採集の場合少し雑草の生い茂った場所に入る可能性もありますし雑草で皮膚が切れたりただれたりする可能性もあります。
森林採集をしてみよう
先ほども説明しましたが目指す樹の種類はクヌギとコナラです。そして採集時間は朝の5時から7時の間です。
わずかですがこの時間帯は明るくなって来ているのでスズメバチがいるかもしれませんが樹液スポットではなく樹の高い所にいるノコギリクワガタを落とす方法なので樹液スポットを無理して探す必要はありません。
樹の高い場所を観察しよう
少しスキルがいることですがクヌギやコナラの樹の高い場所を観察すると蛾などの虫が飛び交っていることがあります。
虫が飛び交うということは樹の高い部分に樹液が出ている可能性があります。双眼鏡などがあると便利ですが、太陽を見ないように気をつける必要があります。
ノコギリクワガタの習性として樹の下の方より高い位置にある樹液を好むようです。私は25年以上ノコギリクワガタを採集していますがいまだになぜ高い位置にある樹液を好むのか本当の理由がわかりません。
ひたすら樹を蹴りまくろう
樹を蹴るためにはしっかりとした靴を履く必要があります。長靴やサンダルなどはやめておきましょう。スポーツ靴が理想的です。
蹴り落としたクワガタを見逃さないようにしよう
木を蹴って黒い物体が落ちてくるのが見えると思いますので木を蹴った後はしっかり上を確認して落ちるところまで見届けてください。
但し、ややこしいのが複数落ちてきたらどうするかですね。よく経験します。これは物体が大きい方を優先します。人間の動体視力は以外にも落ちてきた物体2つをどちらが大きかったか瞬時に判断できたりします。
ノコギリクワガタ飼育方法
最低限集める必要があるのは以下▼
- 虫かご
- 朽木マット
- ダニ防止剤
- 昆虫ゼリー
- 昆虫ゼリー入れ
- 霧吹き
全てダイソーで購入できます。
餌やりの注意点
昆虫ゼリーを基本的に与えますが、ノコギリクワガタは顎の形態からそこまで深く餌を食べることができません。
なのでゼリーを与えて一日経ったらゼリーをひっくり返して食べやすいようにしてあげるなどすると無駄なく餌やりができます。
もし昆虫ゼリーが切れてしまった場合代替の餌としてリンゴかバナナをあげましょう。
水分の多いスイカはあまりよくないと言われています。
まとめ
今回はノコギリクワガタを捕まえたいと思っている人達にノコギリクワガタの生態から導き出された採集方法をお伝えしています。
その他にも採集前の下準備や森林採集での注意点もまとめています。皆さんの参考になれたら嬉しいです。
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