生粋の浜松市民なら一度はその名前を耳にしたことがある、懐かしのグルメ、いそやき。
そんないそやきの元祖のお店が未だ健在なのをご存知でしょうか。
お好み焼きのようで食べてみると全く違う。一口食べれば子供の頃の懐かしい記憶が蘇ってくる。そんな元祖いそやきのお店を調査してきました!
いそやきとは?
こちらがいそやきです。見覚えのあるフォルムで懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。
1950年代に誕生し、浜松まつりの凧場の露店の名物グルメとして人気を博した、いそやき。
値段は一つ100円で、イカ、青のり、天かすなどの具材を入れた秘伝の生地に、いそやき専用トリイソースにさらに一手間加えた「秘伝の配合のソース」をたっぷりとかけた、いわゆる"粉もん"グルメです。
一見、お好み焼きやたこ焼きと同じように見えますが、実際食べてみると味はかなり違います。
“本物の”いそやきを焼いているのはこのお2人
本物のいそやきを作っているのは、初代店主の娘さんである奥さんと、その旦那さん。夫婦で仲良く、交代交代で焼いているそう。
「私が遊びにいきたい時は主人が焼いて、主人が釣りに行きたい時は私が焼いてる」という仲良しさんです。
ちなみに、こちらのいそやき専用の鉄板は、初代主人の形見として貰い受けたものだそうです。
いそやきのはじまりは1950年代
いそやきのはじまりは、初代店主が、1950年代に大阪でたこ焼きを学び、浜松に持ち帰ってアレンジしたのがきっかけ。ハマグリを模したその形から「いそやき」と名付けられ、浜松まつりの屋台で伝説的な大盛況ぶりを発揮しました。
復活した「いそやき」にテレビやメディアも注目
屋台の撤退から15年以上の時を経て復活したいそやきは、テレビや雑誌でも紹介され、浜松餃子に次ぐB級グルメとして推す声もあげるほど。
でも、奥さん曰く「もう年齢的に大変なのはちょっとね...」とのことで、味わえるのはこの店舗だけなんです。
幻のB級グルメ「元祖いそやき」は中区高丘北にある!
幻のB級グルメ、いそやきのお店があるのは中区高丘北。住宅地の一角にあります。
ピンク色の建物が目印。呼び鈴を押すと店主さんが顔を出して、目の前でいそやきを焼いてくれますよ。
できたて熱々のいそやきを食べてみた!
こちらが店主の寛次さん。今回は焼いているところを特別に撮影させてもらいました。
「今から焼くでねぇ。ちょっと待っててね。」とコンロに火を付ける寛次さん。
初代店主の形見だというハマグリ型の鋳型に生地を流し込んでいきます。
手際よく焼いていく姿は、まさに職人です。
焼きあがったいそやきを秘伝のソースにドボンとつけると、見事な照り具合。これは美味しそう!
出来上がったいそやきがこれ。
熱々の生地にたっぷりと掛かったソース。かつおぶし、青のりがふわふわと踊るように乗っています。
ふわっふわの生地に甘酸っぱいソース。イカと青のりから感じる磯っぽさ。端っこの生地の羽の部分はカリッとしていて、時折くるコリコリとしたイカの食感がたまらない。
これこれ、この味。懐かしい。子供の頃の記憶があっという間に蘇ってきます。美味しい〜♪
まとめ
浜松市民のソウルフードとも言える、いそやき。久しぶりに食べると、美味しさと懐かしさで胸が打たれました。
この日は5つお持ち帰りしてしまいました。
これからもずっと残って欲しい遠州グルメの一つです。店主さんのお二人には長くお店を続けて欲しいですね。
近くに足を運ぶ機会があったら、ぜひ味わってみてください!
元祖いそやきの詳細
住所 | 静岡県浜松市中区高丘北2丁目41−8 |
電話番号 | 053-437-2409 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
定休日 | 火曜日 |
座席数 | 簡易的な椅子あり |
駐車場 | あり(3台ほど) |
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CHECK!【ホットペッパー】 元祖いそやき
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